19日午前4時55分ごろ、東京都多摩市貝取1丁目の京王永山変電所で火災があり、午前5時過ぎから京王電鉄の全線で運転を見合わせた。その後徐々に運転を再開したが、相模原線の若葉台―橋本間は午後0時40分現在、運転を再開していない。また、この変電所近くにある小田急電鉄の永山変電所でも停電が発生。小田急多摩線も一時運転を見合わせた。
朝日新聞
京王線見合わせ 井の頭線再開
本日早朝に飛び込んできたニュースです。
京王線の全面的な運休でかなり多くの人に影響があったようです。
Twitterでも、振替輸送の中央線が大混雑で歩行者と変わらないスピードだとか、武蔵境駅では入場規制が行われたりといった報告がありました。(武蔵境は西武多摩川線で京王線と中央線が結ばれてるため)
自分なんかはそんなにマジメなサラリーマンではないので、これ幸いとゆっくりしてしまいますが、そんな事言ってられないような業種の人もいるでしょう。
ただ、Twitterで見かけた「武蔵境駅に入れないから、1駅歩いて三鷹へ向かおう」というのは判断の誤りですね。
乗換駅である武蔵境でパンパンに乗ってくるんだから、正解は目的地とは反対側に1駅歩くじゃないでしょうか。
鉄道会社側の理由で遅れたら
そういえば、首都圏では電車が遅れることは日常的に発生しています。
鉄道会社側の理由で電車が遅れて損害が発生した場合、請求はできるのでしょうか。
例えば、コンサートに間に合わなかったからチケット代を補填しろとか、大事な商談に間に合わなかったから損害賠償をするといったケースです。
正解は「請求できない」です。
旅客運送契約
じつは我々が電車に乗る時は鉄道会社と契約を交わしているんです。
ただし、大量の乗客を運ぶのにいちいち契約書を交わしていられないので、鉄道会社が国道交通省から認可を受けた約款を事務所に掲示することで、契約条項に了承したものとするとしているわけです。
そして鉄道会社が運送契約によって負う義務は「目的地まで送り届けること」です。到着時間までは約束していません。
実際に訴訟を起こした人もいる
実際に鉄道が遅延したために損害を出した人が鉄道会社を相手取って訴訟を起こしましたが、敗訴しました。
鉄道の遅延がなければ100%商談が成約したのかということが証明できなかったそうです。
そりゃそうでしょう。
商談に遅れてきて破談になった相手が、そんな訴訟につきあってくれるはずがありませんからね。
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