【ボクシング】階級の意味

雑学

日本ボクシング界の至宝 井上尚弥

ここ数日、テレビで井上尚弥選手の姿を見ることが増えました。
5月18日にグラスゴーでWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)の準決勝で無類の強さを発揮したKO勝利のあと、帰国して今度はマカオで行われたIBFの総会に出席しています。
その後に収録があったと思えば時期的には納得の時期です。

ボクシングファンからしたら、井上尚弥の試合をリアルタイムで観れることは本当に幸せなことなんですが、いまいち世間の方にはピンと来ていないようでモヤモヤします。

自分がこれまで一番好きなボクサーは、井上尚弥選手と同じくバンタム級で鳴らした長谷川穂積選手ですが、全盛期の長谷川穂積ならいい勝負はできたと思いますが、それでも今の井上選手には勝てないかも・・。
たぶん辰吉でも山中でも厳しいだろうなと。

もちろん、こんな議論に結論なんて出ないので先に進みます。

バンタム級=チャボ級

日本人のボクサーの話題になるとよく出てくるのが、フライ級とバンタム級。次にミニマム級。たまにフェザー級。正直、なんのこっちゃという人がほとんどだと思います。

バンタムとはbantamで小型のニワトリを指します。チャボとか。

とりあえず、プロボクシングの階級をまとめてみました。

プロボクシングの階級一覧

階級名体重(ポンド)体重(kg)日本人
世界チャンピオン
ヘビー級  200ポンド以上〜 90.719kg〜
クルーザー級175〜200ポンド79.379〜90.719kg
ライトヘビー級168〜175ポンド76.204〜79.379kg
スーパーミドル級160〜168ポンド72.575〜76.204kg
ミドル級154〜160ポンド69.853〜72.575kg2
スーパーウェルター級147〜154ポンド66.678〜69.853kg3
ウェルター級140〜147ポンド63.503〜66.678kg
スーパーライト級135〜140ポンド61.235〜63.503kg3
ライト級130〜135ポンド58.967〜61.235kg3
スーパーフェザー級126〜130ポンド57.153〜58.967kg9
フェザー級 122〜126ポンド55.338〜57.153kg5
スーパーバンタム級118〜122ポンド53.524〜55.338kg9
バンタム級115〜118ポンド52.163〜53.524kg10
スーパーフライ級112〜115ポンド50.802〜52.163kg14
フライ級108〜112ポンド48.988〜50.802kg16
ライトフライ級105〜108ポンド47.627〜48.988kg15
ミニマム級105ポンド以下47.627kg以下12

※暫定王者は含めない。複数階級制覇はそれぞれをカウント。同一階級の複数戴冠はカウントしない。

日本人チャンピオンは軽量化の傾向

単純に数字で比較してみても、圧倒的にバンタム級以下の軽量級に偏っているのが現状です。
特にその傾向は近年に顕著で、ライト級以上の中量級日本人世界チャンピオンは、20年以上前の話が多いです。

あれ?
日本人、小さくなってる?

いやいや。おそらくですが、ジムやメディアの売り出し側の思惑として、「○階級制覇達成!!」とか「○回連続防衛!!」みたいなキャッチーなフレーズを求めるので、デビュー時に絞れるだけ絞って下の階級から取らせていきたいのではと思います。

現実問題として、いくら世界チャンピオンと言っても、成人男性でミニマム級の制限体重である47.627kg以下に落とせる人がどれくらいいるのかと。
(※世界中のプロボクサーでミニマム級で戦ってるのは200人位だそうです)

もちろん200人の中でチャンピオンになることもすごいことなんですけどね。

軽量級の扱い

元々、近代ボクシングが始まったイギリスで階級性が始まったんですが、当初はヘビー・ミドル・ライトの3階級だったそうです。

わかりやすいですね。
重い・中くらい・軽いの3階級です。もちろん、欧米の人たちの体重がベースになってます。

ところが、ボクシングが世界に広まるに連れて、特にアジアやメキシコではライト級の選手でもそうそういないんです。

そこで、ライト級(軽い)よりもさらに軽い階級が設けられました。

・フェザー級(羽)
・バンタム級(チャボ)
・フライ級(蝿)
・ミニマム級(チビ)

ちなみに、ヘビー級からライト級の間が細分化され、新設された階級がこちら。

・クルーザー級(巡洋艦)
・ウェルター級(強打)

この落差。
要は欧米人が軽量級を舐めきってることからきたネーミングなんでしょう。
言うに事欠いて蝿級とかよく通ったわ。

井上選手には、軽量級とはいえ海外のファンもついてきているそうですし、このまま優勝して世界に日本人ボクサーの名を轟かせてほしいものです。



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