夏なのに冬瓜
冬の瓜と書くといかにも冬の野菜のように聞こえますが、夏が旬です。一般的に、夏に収穫された冬瓜が冬まで持つから冬瓜と言うなんて由来が出回ってますが、本当にそうでしょうか。
命名された時代ならいざしらず、地球温暖化のこの時代に常温で置いておいて持つわけがありません。
そんなことを考えていたら、実際に試した人がいました。
結果的には、持ったと言っていいような、よくないような。
ちなみに実際の冬瓜の命名は、中国での呼び名である”トングゥワ”からきているようです。
日本の西瓜生産量は
なんとなく西瓜って日本独自の文化というか食べ物という気はしませんか?
じつは違うんです。
西瓜の生産量世界一は中国で、その割合は約80%と他を圧倒しています。さらにランキングはトルコ、イラン、ブラジル、エジプトと続き、日本はベスト10にも入っていません。日本の生産量は世界の生産量に比べて0.36%と、圧倒的に少ないんです。
ただし、果肉の甘さにこだわるのは日本だけで、アフリカでは水分を絞って生活用水にしていたりします。海外では食用にするのは種子や皮がメインで、このあたりは日本とは真逆です。
ちなみに縞模様のある西瓜をカットするとき、黒い縞模様の先に種子が固まりやすいので、縞模様に沿って切り分けるときれいになります。
一部、種子の固まった切れ端を食べることになる人もいますけど。
胡瓜は世界一栄養がないはウソ
数年前、キュウリが”世界一栄養が無い果実”としてギネスに登録されました。
これは一面では正しく、一面では誤っています。
まず、この栄養の基準がカロリーであること。
確かにキュウリは90%が水分で構成されています。
しかしその内部にはカリウムやビタミンCを含んでおり、決して栄養素が少ないわけではありません。
日本の先人は栄養素は知らなくとも、経験により夏場にキュウリを食べることが健康を増進することを知っていました。
だいたい、世界で一番カロリーが低い果実というのなら、世界で一番ヘルシーな果実と登録しなおしてほしいものです。
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