【雑学】しゃぶしゃぶは夏の料理?牛肉料理のあれこれ

雑学

スタミナの源、牛肉料理の雑学

今も昔もスタミナ料理といえば肉料理です。

今日は牛肉を使った料理に関する知識をまとめてみました。

熱々の鉄板でステーキ?最近の新常識とは

牛肉といえばステーキ、ステーキといえばビーフステーキというくらい、「牛肉を食べたい!」という欲求を満たす最も基本的な料理がステーキだと思います。

口の中を牛肉で満たし、溢れる肉汁こそがステーキの真骨頂。
ことステーキに関しては、○○世紀に生まれたとか、どこそこ店が元祖とかそんな議論には与しません。

人類が火を得た日に生まれたと言っても過言ではないくらい、全ての肉料理の元祖。それがステーキです。

そんな人類の歴史とほぼ同然の歴史を持つステーキですが、ここ数年間で急激に変化してきていることをご存知でしょうか。

科学の発展とともにステーキの焼き方まで科学され、旧来の常識が覆されつつあります。

旧来のステーキの焼き方といえば、
・塩や香辛料を擦り込む
・高温に熱したフライパンで表面の色が変わるまで熱する
・好みの焼き具合まで熱する

でしたが、最新の調理法は全然違います。
・弱火でじっくり焼く
・塩コショウは最後に振る
・焼き色をつけるために高温で熱する

と、まるで真逆になってきています。

実際に自宅でステーキを焼く際に、表面だけ焦げてるけど中が生すぎるなんて経験がある人は、ぜひ試してみてください。弱火で焼く際は、横から見て3分の1くらい色が変わったくらいでひっくり返すのがポイントです。

ちなみに老舗の洋食屋さんではビーフステーキのことをビフテキといったりしますが、これはビーフステーキの略ではなくてフランス語のビフテック(bifteck)が元だそうです。

モンゴル帝国の置き土産?ハンバーグの起源とは

ハンバーグといえば、子供から大人まで大人気であり、もはやハンバーガーを食べたことがない日本人は存在しないのではないかというくらいの肉料理です。

そもそもハンバーグとは、ドイツの都市であるハンブルグ(Humburg)の英語読みです。
今でも諸外国でハンバーグといえばハンブルグのことなので、「ハンバーグが欲しい」なんて真顔で言うと警戒されるので注意してください。

ハンバーグの発祥について、モンゴル人がヨーロッパまで遠征した際にタルタルステーキが伝わって、焼いて食べたのが起源であるなどという話をする人がいますが、俗説であって根拠はありません。

モンゴル帝国のヨーロッパ征服は13世紀の出来事で、後述するフリカデラが生まれたのは18世紀と数百年も誤差があるので、タルタルステーキ=ハンバーグの起源説は根拠が弱いと言わざるを得ません。

18世紀、工業都市であるハンブルグで収入の少ない労働者が、安いクズ肉を美味しく食べるために細かくミンチにして焼いて食べたというのが実際のところのようです。
ドイツでは「フリカデラ」という料理だったのですが、やがてアメリカに移住したドイツ人が食べていたことから、「Humburger steak」(ハンブルク風ステーキ)と呼ばれるようになったそうです。

そういえばハンバーグといえば肉汁が連想されますね。

よくテレビ番組でハンバーグをカットした瞬間に肉汁が溢れ出てくるのをアップで流し、「見てください!この溢れる肉汁!」なんて言っている場面がありますが、切った瞬間に肉汁が溢れてくるハンバーグは出来損ないです。

本当に美味しいハンバーグは口の中で噛んだ瞬間、肉から肉汁がほとばしります。

もちろん、それでは絵的にどうかということでそんな演出をしているのかもしれませんが、テレビの情報を鵜呑みにするのは本当に危険です。

最近は下り坂・・。すきやきの逸話

最近の日本ですき焼きが大好物という人はあまり見かけなくなったような気もしますが、海外においては日本食の代表格として最も浸透してる料理の一つです。

かくいう私ももう何年も食べていないし、そもそも好きな料理ではないので調理法や由来も詳しくありません。

ここではすき焼きにちなむエピソードをいくつか紹介します。

・台湾では寿喜焼と呼ぶ独自に発展した料理がある。

これは日本が統治していた時代にすき焼きが伝わり、日本当地が終わったあとも発展していったようです。
牛肉に限らず、豚・鶏・魚介類となんでもござれのしゃぶしゃぶに近い料理だそうです。

・Sukiyakiという曲がアメリカのビルボード誌のチャートで1位になったことがある。

坂本九の”上を向いて歩こう”という楽曲が、当時のレコード会社の判断で”Sukiyaki”と命名されアメリカで大ヒットしたことがあります。1964年のことですが、日本人の楽曲がアメリカでチャート1位を獲得したのは、後にも先にもこの1回だけです。

・牛丼のルーツは犬の餌

牛丼といえば早い・安い・旨いの庶民の定番ですが、元は横浜の外国人居留地において、外国人が買っていた犬の餌に由来します。

外国人が飼い犬に残り物の牛鍋とご飯を餌に与えていたところを見た日本人が、カメチャブと呼んで食べ始めたのが始まりだそうです。

当時の日本人はその犬の名前をカメだと思っていたのですが、犬に向かって「Come!」と呼んでいたのを名前と勘違いしただけだそうです。

命名者の器が光る。しゃぶしゃぶ発明

薄切りの肉をグラグラと煮立った出汁にさっとくぐらせ、好みのタレで食べる。
シンプル極まりない料理ですが、それ故にいつまでも人気がありそうな料理です。

なんといってもその料理名が秀逸です。
出汁の中でシャブシャブするからしゃぶしゃぶ。

命名した人のセンスが光ります。

じつはこのしゃぶしゃぶは夏の料理なんです。

スエヒロという今も続く肉料理の専門店で、夏場の売上を維持するために考案されたのがしゃぶしゃぶと言われています。
暑い日にこってり熱々のすき焼きよりは、さっぱりとした肉料理を出したのですね。

大ヒットしたこともあり、商標登録をすすめる声もあったようですが、「それよりもしゃぶしゃぶが普及したほうがいい」との考えから実行しなかったそうです。

結果として日本中に普及したわけですから、器の大きさが商売に結びついた良い事例です。

他にも牛肉料理はたくさん

思いつくままに牛肉料理を並べてみました。

今回紹介しなかったものでも、焼き肉を筆頭にビーフシチューやローストビーフなど日本で馴染み深い料理はたくさんあります。

料理にはエピソードが付き物。
また紹介したいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました