【雑学】ちょっとした焼酎の話

雑学

焼酎とは

焼酎とはという定義の話になると、日本では酒税法上の分類の話になって細々としてくるのですが、平たくいえば日本の醸造酒が日本酒で、蒸留酒が焼酎と覚えてしまってほぼ問題ありません。

醸造酒と蒸留酒

では醸造酒とはなにか、蒸留酒とはなにかとなってきます。

醸造酒とは、ワインやビール、日本酒を代表とする、酵母の働きで素材の糖分を分解してアルコールを作り出すお酒です。発酵が進むと自ら生み出すアルコールの殺菌作用で酵母が死滅するため、アルコール度数は20%位が限界です。

それに対して蒸留酒は、醸造されたアルコールに熱を加えてアルコールだけを抽出するお酒です。

多少の誤解を恐れずにいえば、料理の際に日本酒を火にかけるとアルコールがとびますよね。そのとんだアルコールを集めたのが蒸留酒です。

アルコールだけを取り出すので、度数は高めで、代表的なお酒は焼酎、ウィスキー、ウォッカなどです。

最古の記述

日本における焼酎、蒸留酒を作る技術はタイの方から伝わったと言われています。16世紀には日本に定着していたようで、1559年(桶狭間の合戦の前年)に宮崎の神社を施工した大工の記録が残っています。

「この施工主はケチで工期の間に一度も焼酎を振る舞ってくれなかった」

という内容が、屋根裏に落書きされていました。

大工の何気ない腹いせの落書きが数百年の時を越えて貴重な資料になるのですから、何が起こるかはわからないものです。

甲類と乙類

さて、お店で焼酎を買おうとすると、大きく2種類に分かれます。甲類と乙類です。

これもざっくり説明すると、甲類焼酎とは連続式蒸留という技術によって純度の高いアルコール成分を集めたものです。雑味がないのでレモンサワーやウーロンハイなどのカクテルに向く一方、ロックやお湯割りなどには向きません。

よく大きなペットボトルで売られている大五郎などが代表です。

それに対して乙類焼酎とは単式蒸留といい、アルコール以外の素材の風味が残っているのが特徴です。

芋焼酎や麦焼酎、米焼酎などがあり、こちらは素材ごとに違った味わいを楽しめるため、ロックやお湯わりに向いています。

歴史的には単式蒸留の方が古く、明治末期に連続式蒸留の焼酎が認められてからは甲類焼酎を新式焼酎といって爆発的にヒットしたため、乙類焼酎は長らく九州地方のローカル食の強いお酒のイメージがつきましたが、やがて2000年代頭の大芋焼酎ブームで本格焼酎と銘打った乙類焼酎が勢いを盛り返して今に至ります。

様々な原料

本格焼酎といえば代表的なのが麦、芋、米あたりですが、他にも様々な原料から作ることができます。

一応法律で49種類と決められているのですが、なかには選定された理由が謎すぎるとんでもない材料が選定されていたりします。

蕎麦や栗なんてのはむしろ有名な方で、にんじん、ねぎ、しいたけの野菜から、わかめ、昆布の海藻、梅の種やひまわりの種、果ては緑茶やウーロン茶などそもそも飲み物から作ることもできますし、熊笹とか食べ物ですらないものまで含まれています。

ちなみに、それぞれの焼酎ですが、基本的に蒸留酒は無色透明なので、牛乳の焼酎だから白っぽいとかはありません。

ただ、味には素材の成分が混じるので、昆布焼酎とかはほのかに昆布出汁のような香りがするんですよ。

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