マクドナルドのロゴはMではない?
マクドナルドといえば言わずと知れた日本いや世界最強のファストフードですが、あの赤地に黄色いMのロゴはじつはMではありません。

写真はフランチャイズ1号店になった、シカゴの店舗です。
もともと、Mではなく1本の山なりのアーチが看板にかかっていただけでした。
お店の両サイドにも同じアーチがかかっており、この2本のアーチをイメージして作られたのが現在のロゴというわけです。
もちろん、Mに見えるからという理由もあったかとは思いますが、元の発想はこんなところにあったんですね。
フランチャイズ1号店ですから、日本風に言えば「初心忘るべからず」といったところでしょうか。
じつは国内ハンバーガーチェーン最古参!ドムドムハンバーガー
現在日本国内でマクドナルドに圧倒的な差をつけられているドムドムハンバーガーですが、第1号店の出店は1970年2月ですから、じつはマクドナルドの1号店(1971年2月)よりも早いんです。
なお、店名の由来は当時の親会社だったダイエーのキャッチフレーズ「良い品をどんどん安く」からドンドンバーガーの予定でしたが、すでに商標登録されていたためドムドムハンバーガーになったそうです。
20年くらい前からずっと風前の灯火感があるので、見つけたら一度は食べておこうと思っているのですが、まるでいきあたりません・・。
値段はタバコの相場しだい?モスバーガーの秘密
バンズの代わりにレタスで挟んだ「菜摘み」を販売するなど、他チェーンとは一線を画す味と値段設定で別路線を走るモスバーガーですが、意外にも国内での店舗数はマクドナルドに次ぐ2番手をキープしています。
ちょっとお高めともいえる値段設定ですが、そもそもファストフード業界を競合相手には設定しておらず、トンカツ屋やラーメン屋などの一般飲食店に行く客をターゲットにしているようです。
マクドナルドに張り合うのを早々にやめたのは好判断といっていいでしょう。
ところが、以前に創業者が講演において「モスバーガーの値段は一番売れているタバコの値段を基準にしている」と発言しています。
健康志向なハンバーガーを売り出すモスバーガーにしては意外と思われるかもしれません。
もっともこれは1990年代のハンバーガーの値下げ競争が激化している中の発言で、現在はタバコ税の増税にともなう急激な値上げで、モスバーガーの値段とタバコの値段に相関性はなさそうです。
創業者の壮絶な人生を知れ!ケンタッキーフライドチキン
ケンタッキーフライドチキンといえば、店頭に置かれたカーネルおじさんがトレードマークのチェーン店です。
カーネル・サンダースと知っている方も多いと思いますが、カーネルとは一般的に軍隊でいう大佐のことで、肩書なんですね。
つまり、サンダース大佐。
この強そうなおじさんですが、本名をハーランド・デーヴィッド・サンダースという実業家で、カーネル(大佐)は実際に軍隊で出世したわけではなく、州に貢献したことで与えられた名誉称号ということです。
波乱万丈な人生
6歳で父と死別した後、10歳から働き始めて経験した職種が40以上にもなるというカーネルおじさんですが、40歳でガソリンスタンドと併設のカフェを始めてようやく落ち着きます。
名物となるフライドチキンのレシピはこの頃に生まれて、70年以上受け継がれているそうです。
ただ、40歳で創業して成功した人を波乱万丈とはいいません。
1955年、高速道路の開通により車の流れが変わってしまい、赤字になったカフェを閉店。65歳にして無一文になってしまったカーネルおじさん。
あきらめません。
ワゴン車にフライドチキンを積み込んで、フランチャイズ店舗にならないかという営業活動を始めます。
高齢者がフライドチキンを持って飛び込み営業にやってきて、「うちのレシピで店やらないか?」とのたまるのです。
断るのが普通です。
実際にカーネルおじさんは1000軒以上に冷たくあしらわれて断られたそうです。
しかし、あきらめない精神で営業を続けた結果、5年で400軒ものフランチャイズ契約を獲得。さらに4年で200軒を獲得します。
65歳を超えてこのバイタリティ。
人間、いくつになっても遅いことはないと教えてくれますね。
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