【雑学】囲碁・将棋・オセロの豆知識

雑学

オセロ

白と黒の石を使って、相手の石を挟んで裏返す。全部埋まってから自分の色の石が多いほうが勝ち。

そんなシンプルなルールのもと、日本人なら誰でも知ってるゲーム、オセロ。
それもそのはず、オセロは日本発祥のゲームなんです。

競技人口は世界で6億人、日本国内で6000万人と言われ、将棋の1500万人、囲碁の1000万人を遥かに上回ると言われています。

・・・言われてます。

これはオセロ考案者の長谷川五郎氏の主張だそうですが、果たしてそんなにいますかね?
たぶん、オセロで遊んだことある人を全員カウントしてるような気がします。

きっと私のように30年くらいやってないなーなんて人も入ってます。

もっとも、将棋や囲碁はやったことないけど、オセロならルールがわかるという人は大勢いるでしょうし、あながち間違いではないのかもしれませんが。

名前の由来

さて、そんな日本発祥のオセロですが、その名称はいかにも欧風です。

このオセロという名称は、シェークスピアの戯曲「オセロ」から取られています。

緑の平原が広がるイギリスを舞台にして、黒人の将軍・オセロと白人の妻・デズデモーナを中心に敵味方がめまぐるしく寝返るという戯曲のストーリーに、緑の盤面上で黒白の石が裏返って形勢が変わっていくゲーム性をなぞらえたもの

ということで、開発者である長谷川五郎氏のネーミングのセンスが光ります。

余談ですが、すでに解散したお笑いコンビの「オセロ」も、色白の松嶋尚美と色黒の中島知子をみた先輩芸人が、
「おまえらオセロやないか!」
と言ったのがコンビ名の由来です。
結果的に中島が相方の信頼を裏切って解散に至ったところは戯曲のオセロのようです。

オセロは登録商標

オセロとは本来商品名であり、玩具メーカーのツクダオリジナル(現メガハウス)の登録商標であるため、NHKでオセロに関する話題を報道する際は、わざわざ「白と黒の石を取り合うゲーム」と言い換えていたそうです。

それも2018年頃までというから、わりと最近の話です。

突然、 「白と黒の石を取り合うゲーム」 なんて言われてもわかる人はかなり少ないと思われますが、記憶に残ってる限りでもオセロに関する報道を聞いたことがないので、実際に視聴したことがある人は相当に貴重な経験でしょう。

将棋

こちらも日本で知らない人はいないゲームです。
どちらかといえば、女性よりも男性の方が遊戯経験はありそうですね。
とはいえ、テレビゲーム隆盛の時代に将棋を指したことのある人の数は右肩下がり。
1985年度の1680万人から、2005年度840万人、2013年670万人、2015年530万人 ときたところで、昨今の藤井聡太七段の活躍で人気を盛り返しており競技人口も増えているそうです。

私なんかは羽生善治永世七冠の全盛期とブームをみてきましたので、最強棋士といえば羽生善治のイメージが強固です。

全盛期当時タイトル戦を総なめにしていた頃、同世代の棋士が悔し紛れに、
羽生善治は羽生善治と対戦しないでいいからずるい
と言っていたのが印象的です。

大将棋・中将棋・小将棋とは

現代で将棋といえば9✕9の81マスを舞台に戦うゲームですが、過去には15✕15の225マスで戦う大将棋や、12✕12の144マスで戦う中将棋もあったそうです。

駒の数も種類も今より多く、金将・銀将に並んで銅将と鐵将に石将がいたり、飛車角以外に龍馬や龍王、奔王といったいかにも強そうな駒や、麒麟や鳳凰というもはや伝説上の動物の駒、猛豹や獅子、飛鷲などの駒がいます。

なかには、猫匁とか醉象とかのあまり戦場にいてほしくない駒も混じってたりします。

これら先人たちの試行錯誤の末、現代では小将棋が本将棋として残ったようです。

チェスとの関係

将棋と非常に似ている西洋のゲームがチェスです。
駒の動きはかなり近いのですが、取った駒を自軍の駒として使用できる点が決定的に異なります。

出自としては、将棋もチェスもインドのチャトランガというゲームを祖先にしており、西に向かったチェスと東に向かった将棋は親戚のような関係と言っていいでしょう。

ちなみに前述の羽生善治永世七冠ですが、趣味をチェスとしていて日本国内でも屈指の実力だそうです。
仕事が将棋で趣味がチェスってなかなかのものだと思いますがどうでしょうか。

GHQによる将棋禁止令

日本が太平洋戦争に配線したあと、GHQの占領下にあった際、日本人の好戦的な性格を矯正する目的で将棋を禁止しようとしたことがあります。バカみたいな話ですが本当です。

すでに将棋界で著名だった升田幸三がGHQに呼び出され、
将棋はチェスと違い、将棋では取った駒を自分の持ち駒として使う。これは捕虜虐待である
と話したところ、升田幸三は言い返しました。
チェスでは取った駒を使わないが、これは捕虜虐殺である。将棋では、捕虜を、官位はもとのまま、能力を尊重して、味方として登用する。これこそ真の民主主義である
あまりの堂々とした対応に感服したGHQ高官は升田幸三にビールを勧めた挙げ句、将棋禁止令は沙汰止みになったという逸話があります。

囲碁

オセロ・将棋のルールはわかるけど、囲碁はちょっと・・・という人は多いのではないでしょうか。

私もその1人です。
囲碁漫画として奇跡のヒットを飛ばした「ヒカルの碁」は何度か読み返したほど大好きでしたが、ついにルールを把握するまでには至りませんでした。

実際に国内の囲碁人口は減少の一途をたどっており、 1年に1回以上囲碁の対局をおこなう、いわゆる「囲碁人口」は、1982年の1130万人から、2004年450万人、2006年360万人、2015年250万人、2017年190万 と減少に歯止めがかかりません。

囲碁の数学的な側面

囲碁人口の減少は、ゲームの複雑さ、難しさに起因すると思われます。

オセロの8✕8の64マス、将棋の9✕9の81マスに比べ、囲碁は19✕19の361マスを舞台に戦われます。
当然、出現する局面の数も比較にならないほど多く、思考は複雑を極めます。

具体的に、表現される可能性のある局面の数を比べると、
オセロ:10の28乗通り
将棋:10の69乗通り
囲碁:2.1✕10の170通り
となり、前述の2つのゲームよりも遥かに複雑であることがわかります。

囲碁から生まれた慣用句

とはいえ囲碁は古来より日本人の生活に密接なつながりを持っていて、囲碁から生まれた言葉や慣用句は枚挙にいとまがありません。

布石・定石・捨て石といった、囲碁に使う石を用いた言葉や、駄目・目算・傍目八目・一目置くといった囲碁における数え方である「目」を用いた言葉がそうです。

変わったところでは、八百長も囲碁に端を発した言葉です。

八百長とは、八百屋の長兵衛、通称八百長なる人物が、よく相撲の親方と碁を打ち、相手に勝てる腕前がありながら、常に一勝一敗になるように細工してご機嫌を取ったところから、相撲その他の競技において、あらかじめ対戦者と示し合わせておき、表面上真剣に勝負しているかのように見せかけることをいうそうです。

ボードゲームの新たな時代へ

これらのボードゲームはどれも国内の競技人口が減りつつあるのは時代の流れかもしれません。
しかし、インターネットの発達でわずかながら息を吹き返しているのも事実です。

オンライン麻雀が好きなのでちょくちょくゲームセンターに行きますが、奇声を発しながら対戦ゲームに興じている若者を見かける度に暗澹たる気持ちになります。

あまり人のことはいえないのですが、たまには心静かに知的なゲームに興じる時間があってもいいのかもしれませんね。

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