【雑学】古いお札はいつまで使える? 銀行とお金の豆知識

雑学

お金を扱うのに「銀行」なのはなぜ?

「銀行」の名の由来は「BANK」の和訳で、国立銀行法の典拠となったアメリカの国立銀行法(National Bank Act)を翻訳する際に、福沢諭吉ら学者たちが協議して決めました。

銀ではなく「金行」も有力候補でしたが、当時は金よりも銀の方が流通量が多く、隣国の中国が銀本位制だったことから銀行に決まったようです。
また、銀行の方が語呂が良いという理由もあったみたいです。
なお、「行」には中国語で市場や商店という意味があります。

他候補は「金舗」「金司」「両替屋」などがあったようです。

硬貨にだけ製造年が刻印されているのはなぜ?

硬貨に製造年が刻印されているのは、金本位制(金を通過価値の基準とする制度)時代の名残です。
明治初期は金の品質が安定しなかったため、硬貨の製造年次を証明する必要があったんですね。

紙幣については品質が安定していることと、流通する期間が短いため、一般人にわかるように表記はしていませんが、製造番号などで銀行側には判別ができるようになっています。

500円札や100円札、古いお札って今でも使えるの?

2024年に新しいお札の発行が予定されていますが、今使っている紙幣はいつまで使えるのでしょうか。
また、2004年以前の夏目漱石や新渡戸稲造の紙幣はどうでしょう。

じつは一度発行された紙幣は、法令に基づく特別な措置がとられない限り、通用力を失うことはありません。
特別な措置とは、

  1. 関東大震災後の焼失兌換券の整理(1927年<昭和2年>)
  2. 終戦直後のインフレ進行を阻止するためのいわゆる新円切り替え(1946年<昭和21年>)
  3. 1円未満の小額通貨の整理(1953年<昭和28年>)

と、かなり特別な措置であることがわかります。

ということは、現在のお札はもちろん偽札事件で新札発行のきっかけになった聖徳太子の1万円札も使えるということです。

尚、現在日本で使用できる最古の貨幣は、明治18年から昭和33年まで発行されていた、大黒様の1円札。
他に使用できる1円札だけでも、武内宿禰2種類、二宮尊徳など4種類もあります。

もっとも、上記のお札はお店で使うと当然1円の価値しかありません。

価値については誤情報になるとまずいので控えますが、手元にあるなら黙ってヤフオクにでも出すのが正解です。

寛永通宝が昭和まで使えた?

前段に書いた「1円未満の小額通貨の整理(1953年<昭和28年>)」ですが、それまでは円の下に銭、さらに下に厘というお金の単位がありました。
(1円=100銭 1銭=10厘)

江戸から明治になり貨幣の単位が円・銭・厘に変更されたのですが、当時は銅銭や真鍮銭の鋳造が間に合わず、最低単位の1厘として江戸時代初期に鋳造が開始された「寛永通宝」の使用が認められました

現実的には大正期にはほぼ使われなくなったようですが、法的には昭和28年まで使用できたということになります。

寛永通宝は、1626年頃から鋳造が開始された硬貨がおよそ300年にわたって使用されたということになります。

海外のお金が日本で製造されているのはなぜ?

日本の造幣局は海外の貨幣も発行しています。

独自の鋳造技術を持ち、偽造しにくい日本の貨幣は世界的にも評価が高く、また電子マネーの流通など国内貨幣の発行数が減少傾向にあることから、余力を生かして外貨製造の受注生産を始めたということです。

主には各国の記念貨幣の鋳造で、紙幣は今のところありません。
中には一般流通貨幣もあり、バングラデシュの2タカ(2円相当)貨幣が日本産だそうです。

ちなみに、この2タカ貨幣を納入後に「平成26年日本貨幣+2タカ貨幣」の記念セットが1,800円で限定発売されました。

日本の貨幣は6種類合計で666円です。2タカ貨幣を2円相当とすると668円。
高いか安いかは判断しかねますが、鋳造したお金を売って利益を出すってすごい商売だなと。

もちろん、僕なんかはこの情報を知っていれば買ってしまうタイプなんですが。

おしまい。

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