【雑学】桃太郎って何をした人?

雑学

桃太郎のおさらい

先日、金太郎についてまとめてみたところ、他のおとぎ話も気になってきたので調べていきます。

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日本人なら誰もが知ってる昔話ナンバーワンといえば桃太郎でしょう。今日は桃太郎に関して掘り下げてみます。

まず一般的な桃太郎のおさらいです。

桃太郎(ももたろう)は、日本のおとぎ話の一つ。桃の実から生まれた男子「桃太郎」が、お爺さんお婆さんから黍団子(きびだんご)をもらって、イヌ、サル、キジを従え、鬼ヶ島まで鬼を退治しに行く物語。

wikipedia

ほぼこのイメージだと思います。

地方によっては別の形の桃太郎も存在するようですが、今日は標準型を共有してる前提で進めていきます。

桃から産まれた?

桃から産まれた桃太郎というフレーズはあまりにも有名ですが、じつは桃から産まれた説はわりと近世になってから発生したようです。

それより以前は、桃を食べて若返ったお爺さんとお婆さんが桃太郎を授かったという話が多かったんです。これは古来より桃は不老長寿の効果がある霊薬として扱われていたことに由来します。

どちらも昔の人が考えたわりにはかなり突飛な発想です。
川から流れてきた大きな桃に赤ちゃんが入ってるとか、星新一でもそうそう思いつかなそうな話です。

この川から流れてきた説が、若返り説に取って代わった理由については、明治期に子供たちに読んで聞かせるにあたって、若返ったらどうして子供ができるのかを説明しづらかったからとかなんとか。

本当かどうかはわかりません。

犬・猿・雉が選ばれた理由

これは有名な話です。

桃太郎と退治する鬼についてですが、風水の世界では鬼は鬼門(丑(牛)寅(虎)の方角)からやってくるとされており、そのため牛の角が生え、虎の皮を用いた腰ばきを身に着けていると言われています。

ここで時計の文字盤を思い浮かべてください。てっぺんの12を子(ネズミ)に置き換えて、右回りに数字を干支に変換していきます。

すると丑(牛)と寅(虎)は1と2にあたります。これはそのまま方角を示すので、鬼門とは東北のことだとわかります。

そこで鬼に対抗するには裏鬼門の動物だということで、時計の数字でいうと8・9・10にあたる申(猿)・酉(鳥)・戌(犬)が採用されたと言われています。

本来、丑寅の反対側は未(羊)・申(猿)・酉(鳥)なんですが、これから鬼を退治しに行こうってのにヒツジ連れてっても役に立ちそうにないので採用されなかったのかもしれません。

犬・猿・雉は部下?仲間?

鬼退治のお供である犬・猿・雉ですが、桃太郎のお話が成立した当初はあくまで旅のお供であり、道連れでした。仲間だったんですね。

犬猿の仲という故事成語があるくらい仲が悪いとされている2匹の仲を酉(鳥)がとりもったなんてダジャレみたいな話もあります。

それが桃太郎が上に立って引き連れていくような様子に変わったのは、明治期以降に桃太郎が強い日本の象徴とされていったからだそうです。

強い日本が諸国を率いていくんだというイメージ戦略で、そのために日本一の旗や日の丸の鉢巻を巻いた姿になっていったんだとか。

それにしても、吉備団子1つで仲間になるならば友情とか義侠心とかで説明がつくのですが、部下にするとなると報酬が危険度に見合わないような気がしますし、ブラック臭がすごくなります。

物語は時代とともに変遷していくものです。ここは昔の方に修正の舵を切ったほうがいいのではないでしょうか。

桃太郎のお話の結末

一般的なお話では、鬼を退治してお宝を奪い、村に帰って幸せに暮らしました。

というジャパニースドリームのような結末ですが、この結末には福沢諭吉ですら盗人と同じなりと批判しています。

大体、退治する、懲らしめるという目的で鬼ヶ島に向かったのに、財宝を持って帰ってくるから話がおかしくなるんです。

悪い鬼を懲らしめてみんなから賞賛されました。
でいいじゃんと。

最近のアンパンチが幼児の暴力性を育むといったバカな報道ではないですが、鬼を退治するのはよくないと話し合いで解決する絵本もあるとか。

でも結局金銀財宝はもらって帰るので、強盗が恐喝に変わったくらいでしかないような気もしますけど。

話し合いで納得して財宝を差し出すってことは、よっぽどの戦力差だということですよね。

~桃太郎と鬼の話し合い風景~
桃太郎「鬼がいると聞いたので懲らしめに来ました。」
鬼「やめてください。金銀財宝は差し上げます。」

何この鬼側の忖度
これこそ弱い者いじめの温床になるような気がします。

近世の大人の都合で改悪された桃太郎ですが、ここらで原点回帰して良い頃だと思いますね。

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