【雑学】金太郎って何をした人?

雑学

意外と知らない金太郎の物語

auのcmでおなじみの三太郎。
桃太郎と浦島太郎は童話として有名ですが、金太郎ってどんな話だっけ?と聞かれて答えられる人は少ないと思います。

実際、まさかりをかついで熊に乗ってるか、熊と相撲を取ってるかくらいしかイメージが湧かないのではないでしょうか。

本当に桃太郎や浦島太郎と比肩されるようなエピソードはあるのでしょうか?

今日はそんな金太郎について解説してみます。

御伽草子では脇役

金太郎は室町時代に成立した御伽草子に登場します。
平安時代中期の武士である源頼光配下の四天王の一人として、坂田金時(さかたのきんとき)の名前で登場します。
丹波国大江山での酒呑童子(しゅてんどうじ)討伐に参加して名を挙げたそうですが、あくまで主役は源頼光です。

酒呑童子とは当時京都に出没しては姫君を誘拐したり略奪など行っていた鬼のことです。

ちなみに酒呑童子の討伐方法は、眠り薬の入った酒を飲ませて寝首を掻くという案外こすっからい方法でした。

人形浄瑠璃では主人公の父親

江戸時代に入り、人形浄瑠璃の題材として金平浄瑠璃という作品が作られ、爆発的なヒットを記録します。

これは御伽草子の源頼光と頼光四天王のお話の続編のような設定で、頼光の甥である源頼義と頼光四天王の息子たちが京の都の平和回復に奮闘する話です。

なかんずく、この話の中で無邪気な性格と怪力で大人気となった架空のヒーローこそが坂田金時の息子である坂田金平(さかたのきんぴら)であり、作中ではお父さんの幼少期のエピソードまでが創作されていきました。

足柄山で熊と相撲をとったりする怪力エピソードであったり、母親孝行の優しい人柄であったりという現代に残る金太郎像です。

この元気いっぱいで親孝行のイメージにより五月人形のモデルになり、健康で優しい子供と言えば金太郎という象徴になっていったようです。

食べ物の由来に

この金平浄瑠璃の大ヒットにより、様々なものに金平(きんぴら)の名前をつけて売り出されました。

その中の一つが金平牛蒡(きんぴらごぼう)です。
命名に特段深い理由はなく、当時大ヒットしたお芝居のヒーローにあやかっているので、今で言えばプロ野球チップスとかウルトラマンサイダーとかと同じ感覚ですね。

金太郎のモデルとなった坂田金時も食べ物に名前を残しています。

金時豆や金時人参などがそれで、坂田金時の肌が赤茶色で、怒ると赤みを増したことから、赤い食材に金時の名前を冠して売り出したようです。

今だったら差別だなんだって怒られそうですね。

まとめ

・金太郎は幼少時に熊と相撲するくらい力持ちだった。
・親孝行の優しい子だった。

ざっくり言うとこの2点で現代に金太郎の名前が残ったようです。

どれだけ調べてもこれ以上のエピソードは出てきませんでした。

ではたったこれだけで、なぜ日本の文化から金太郎が消えないのか。
自分に子供が生まれた今は、ちょっとわかる気がします。

我が子の健やかな成長を願う際に、〇〇のように健やかで優しい子になってほしいという象徴として金太郎がいたんだと思います。

以上、金太郎に関する解説と考察でした。

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