インキーの恐怖

 先日の日曜日のお話です。

 今住んでいるマンションは、わりあい新しい建物で、鍵が通常のkeyではなくカードキーが採用されています。

これは扉を閉じると自動で施錠されるタイプで、ピッキング対策としても優秀です。ホテルをイメージすればわかりやすいです。

 ここまで書いたら、勘のいい人ならもうおわかりですね。

 えぇ、やっちまいました。うっかりミスです。それも管理人不在の日曜日に。普段はジャケットのポケットに1枚、保険として財布に1枚入れているのですが、前日に酔って帰宅したために法則が崩れていました。

 わずかな現金とともに寒空に放り出された自分。久々の家なき子。仕方がないので、渋谷の漫画喫茶へ。明らかに難民と思われる人々を目の当たりにしながら、複雑な思いで一晩を明かし、管理人が出勤するのを待って戻りました。

 ここでさらにサプライズ。カードキーの再発行にはお金がかかるとのこと。わずかな現金を使い果たし、1,000円の再発行手数料すら支払えない。昨晩飲んだ焼酎や、おつまみを激しく後悔する自分。

「お金をおろしてくればいいじゃないか。」

もちろんその通りなんですが、お金の入った口座の通帳は、、部屋の中。万事休す。なんとか事情を説明し、「内規に反するから」と嫌がる管理人を拝み倒してマスターキーで開けてもらい、部屋の中へ。そして通帳を手にして銀行へ向かう。

ここでもさらにミス。通帳でお金を引き出す際には、印鑑が必要なんですな。

そして印鑑はもちろん部屋の中。

いまさら、もう1回開けてくれとは言えない、チキンリトルな僕。

やむを得ず、スペアの印鑑が保存してある銀座の事務所まで移動。

2時間がかりで戻って、ようやく事なきを得ました。

でも、そもそも

「開けてくれたら、お金を持ってすぐに戻るから」

と言っていたのに、戻ったのは4時間後。

逃げたと思われたんでしょうね。戻った時の管理人さん、怒っててもいいはずなのに、すっげぇ嬉しそうでした。

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