昔話3~ここはどこ? 私は誰?~

 これは高校生の頃のお話です。

 当時17歳の僕は、隣の市にある回転寿司店で、鬼のように働いていました。月に20万円近く稼いでいましたので、月間でいえば250時間近くシフトに入っていました。

 一応、高校生です。当然、1日は24時間しかないわけで、だんだんと学校に行く時間が減っていき、高校2年生の2学期には、同級生の間で

「ヤツは退学する気ではあるまいか??」

などと噂が立ち始めました。

たまさかに学校に行くと、

「ジローが来たぞ~っ!!」

と騒ぎになったくらいです。

 そんなある日のこと。

 僕は働いていたお店は、お客様がいらしたら、こちらから自動ドアの開閉ボタンを押してあげて、「いらっしゃいませ!!」と、お迎えしていたんですな。

 ところが、本当にたまたま僕が押したところ、開いた扉から、担任の先生が登場。。

 固まる二人。

 言っても進学校です。アルバイトは禁止です。しかも僕は当時の学校内では札付きの問題児。(別に不良とかではないです。)

 でもね、当時の先生はうちの事情なども知っていたせいか、寛大で、逆に励ましてくれたんです。

「がんばれよ。」

と。

 そんな経緯があり、なかば先生公認でバイトに励む僕。もちろん、学校に行く時間は削りっぱなし。すでに退学の意思を固めていた僕は、3学期に至っては1日も行きませんでした。

 そして事件発生。

 あれは3月の頭くらいだったはずです。

 いつものようにバックヤードで軍艦巻きを作り続ける自分。その日は平日のわりに忙しく、ひたすら軍艦巻きを巻いては、せっせとレーンに流していました。

 すると、ホールの女の子がやってきて、背後から大声で叫びました。

「ジローくん! 先生が呼んでる!!」

ん?

ここどこ??

あれっ?と思いながらもいそいそとホールに出ると、先生、だいぶ酔ってらっしゃいます。車できてるはずなんですけど。。

そこで赤い顔で一言。

「ジロー~、明日からの学年末テスト、来てくれよ~。受けるだけ受けてくれないと、単位がやれねーんだよ~。」

他のお客さんもいるので、こっちも赤面。

はぁ。了解しました。明日は行きますと返事しました。

でもね、その晩は飲み会があったんです。かなり大事な。気合いの入った。

テスト?、行くには行きましたよ。

朝8時までしこたま飲んで。8時45分から始まるテストに。

あ、飲んだのはウーロン茶ということにしておきます。

テスト中に見回りの先生が叫びました。

「おい!誰だっ!? ウーロン茶くさいのはっ!?」

あ。

はぁ。。ついにブログで嘘をついてしまった。。

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