飛べねぇ鳥はただの鶏だ

 先日の話。仲間3人で水炊きを囲んでいました。ちゃんとした鶏がらスープを入手し、比内地鶏のモモ肉やムネ肉を、多めのキャベツと煮込む。薬味にはニンニクがよく合います。お酒は焼酎。たまりませんな。

 良質なスープなので、香りも最高で、それだけでメシが食えそうなくらい。3人でガツガツと食べ、かつずいぶんなペースでお酒も進みました。

 大体、酔ってくると不思議な行動をとる友人Kクン。この夜も始まりました。鍋に手をかざして、湯気を身体にペタペタしています。

「何してんの?」

「いや、ご利益があるかなと思って。」

・・・鶏、殺して煮込んで食ってんだぞ。たたりこそあれ、ご利益なんてあるわけねーだろ。

が、もう一人の友人Oさんが悪ノリ。

「そっかー!」

と、なんか頭に湯気をつけ始めた。

・・・一応、女なんだから。水炊きとニンニクの臭いが染み付いた女なんてモテるわけねーぞ。

と、ここで思いついて一計を案じる。

俺「あ、ご利益は知らないけど、おまじないは知ってるよ。」

O「本当?どんなの?」

俺「腕に湯気を10秒間あてるの。そしたら今晩の夢の中で、腕が翼に変わってるよ。」

K「マジで~?」

酔いもあるから、本当に鍋に腕をかざす二人。そこだけ見たらカルト教団だな。

O「やったよ~!」

バカめ。

俺「ま、言っても鶏の翼だから空は飛べないんだけどね。」

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